2/1(木)、1年生がこれまで約半年間取り組んできた課題研究の最終発表会を実施しました。
研究テーマはIoTや3Dモデルの作成、店舗PRなど多種多様で、3コースそれぞれの学生が授業で培った技術や知識、新しく学習したスキルを駆使し、研究に取り組んだ成果を発表しました。会場の雰囲気は和やかながらも真剣な様子。時折笑い声や手厳しい質問・意見が飛び交っていました。
半年間実施してきた課題研究。各コースの学生に課題研究を通して感じたことをインタビューしました。
まずは「宝石店のPR」という研究テーマのもと、宝石店の売上向上につながるSNSの活用方法を模索した、1年ビジネスコースの坂脇流星さん(軽米高校出身)。
実際にお店の人とやり取りして活動してきた内容をしっかりと理解して発表することができたと思います。SNSを通じてどのくらいPRできたかを数値化してわかりやすくしたところが工夫したところですね。
課題研究は高校時代に行ったものとは違い、あまり関わりのない人たちとチームを組み活動したため、最初の方は意見の出し合い等のコミュニケーションで苦労しました。しかし活動を重ねていくうちに絆が生まれ、後半の方はうまく連携が取れていたと感じます。
今回多くのチームの発表を聞かせてもらい、パワーポイントの作り方や発表の仕方、研究に対しての向き合い方など色々な事が学べました。今回学んだことを参考にして、卒業研究はよりよいものにしていきたいです。
次に、「鬼剣舞を未来へ繋ぐ」という研究テーマで、2Dイラストや3Dモデルを駆使した動画制作に取り組んだ、1年ビジュアルデザインコースの小松いつきさん(鹿島学園高校出身)。
様々なイレギュラーで冬休み以降の進捗が芳しくなかったのですが、自分たちのやってきた研究成果を発表で見せることができたので良かったです。発表時に使用したパワーポイントは、授業で習ったことを活かして配色やレイアウトを工夫しました。
課題研究の序盤はチームメンバー間で情報共有がうまくいかず、思うように研究を進めることができませんでしたが、授業の最初の方で「前回どこまでできたか、今回は何をやる予定か」を共有する時間を設けたことで、それ以降はスムーズに進めることができました。
授業では簡単なものや教科書に載っているものなどのモデリングしかやってこなかったので、この課題研究を通して自分が考えたものや人物をモデリングできたのはいい経験でした。2年生で行う卒業研究では背景等のモデリングにもチャレンジしてみたいです。
最後に「マイコンで音楽を流す」という研究テーマで、SDカード内の音楽を再生するIoTシステムを作成した、1年システム・ネットワークコースの岩渕洸成さん(一関工業高校出身)。
発表はとても緊張しましたが、想定通りの形で発表することができました。発表時のちょっとしたユーモアにみんなが笑ってくれて嬉しかったです。ただ、原稿をメンバー各々に用意しており、当日来られなくなってしまった人の役割を補うのに手間取ってしまった点は反省点です。
課題研究を通してマイコンへの知識が深まりました。高校時代にも少し触れたことがあったのですが、その知識をより深めることができたため、今後も色々と作ってみたいと思います。
今回の経験を通して、来年実施する卒業研究では研究の初動をもっと早くしたいと感じました。中間発表で再生する曲のリクエストをいただいていましたが、後半時間が足りずすべてに対応できなかったため、余裕をもって活動できるようにしたいです。
今回の課題研究を通して、学生たちは多くの知識を身につけることができた反面、幾つかの反省点もあった様子です。この経験を活かし、来年度の卒業研究では学生それぞれが満足できるような取り組みができるよう期待します。
1年生の皆さんお疲れさまでした。