10月8日(日)、いわて県民情報交流センター アイーナにある「小田島組☆ほ~る」 にて、ETロボコン東北地区大会が開催されました。
ETロボコンとは、「組込みソフトウェア」の設計技術を競うロボットコンテストです。全チームが同じ仕様の機体を使用し、ソフトウェアの質のみで順位を競います。
「組込みソフトウェア」とは、車や家電などの機械の中に入れ、動きをコントロールするプログラムです。
本校は「キタコンドリームズ」というチーム名で2年コンピュータ・システム科の7名が参加しました。
PBLの授業や放課後にマシンの組み立てやソフトウェアの設計開発を行い、7月と8月にはアイーナで行われた試走会にも参加するなど、大会に向けて7名が力を合わせて取り組んできました。
大会はロボットの2回の走行タイムを競う「競技」と、ソフトウェアの内容をモデルで正しく表現されているか等を審査する「設計図(モデル)」の2つの要素で総合成績が決定します。
本校のチームは、2回ともスタート直後にコースの認識に失敗し、その場で回転し続けてしまい残念ながらリタイアとなりました。全18チーム中、完走できたのは3チームだけという、非常に厳しいレースだったようです。
競技では思うような結果を残せませんでしたが、設計の評価と合わせた総合成績では12位となりました。
当日出場したメンバーからは、
「レースではハプニングがあり完走できなかったが、実際に走らせることで課題が見つかった。また、他チームの走り方や戦略から参考に出来る部分もあった。」
「ソフトウェアの設計を審査員に評価してもらい、正しい設計の書き方を知ることができた。来年の学生には自分たちの色を出した走り方をしてほしい。作業時間の有効活用ができるように、引継ぎ資料作成をがんばりたい」
「なぜうまく走らなかったのかが気になる。不明点やまだできないことも多いので、卒業研究で取り組み、今年度のコースで完走できるレベルまで仕上げたい。」
という感想や決意を聞くことができました。
今回出場したメンバーは、今後は後輩たちのために、機体やプログラムの調整、引継ぎ資料などの作成を卒業研究として進めることとしています。
先輩たちの思いを引き継ぎ、来年出場するメンバーには完走や入賞を目指し頑張ってもらいたいと思います。