9月4日(水)、北上市商工部産業雇用支援課のご協力により「IoTモジュール制作講習」を行いました。講師には昨年に引き続き、東北大学マイクロシステム融合研究開発センターの戸津健太郎教授と研究員の八重樫光志朗氏をお招きし、IoTの考え方やセンサーを用いたモジュール制作についてご指導いただきました。
本講習は1年生のシステム・ネットワークコースの学生を対象に、IoTの概要を学び、体験することで、IoTを活かした課題解決力を養うことを目的として実施しています。
セミナーではまず、安価なセンサーを用いて作業の効率化を図った工場の紹介や、身近にあるセンサー類の説明などがありました。学生たちは自分たちが想像している以上にIoTが身近にあること、IoTが効果的な技術であることを知り、驚いた様子でした。
また、実習では「超音波センサー」を用いて距離を算出し、Wi-Fiでデータを送信するモジュールを作りました。
最初はIoT機器の接続に苦戦していた学生たちも、センサーで計測した距離が実際にパソコン上で確認できると、達成感を得るとともにモジュール制作の楽しさを実感していました。センサーの使い方についても様々なアイデアが学生たちから上がり、楽しみながら創意工夫する姿勢が見られました。
9月下旬からは課題研究が始まり、各々が設定したテーマに沿った活動をしていきます。今回の講習を受け、IoTを活用した研究に関する取り組みにも期待が持てます。
今回のセミナーを企画していただいた北上市商工部様、ご指導いただきました東北大学の戸津健太郎教授および八重樫光志朗様、ありがとうございました。