6月27日(木)に岩手県立遠野緑峰高等学校の情報処理科3年生10名をお招きしてCAD講座を行いました。
近年、建設業や製造業だけでなく、様々な分野でCADに関連する仕事が増えてきています。遠野緑峰高校さんにおいてもCADオペレーターの求人が多くなってきているとのことで、生徒に対してCADについての知識・技術を身につけさせたい、との依頼があり、今回の講座を実施することとなりました。
講座は「いわてデジタルエンジニア育成センター」のセンター長であり、本校の特任教授・非常勤講師の小原照記先生が担当し、指導してもらいました。
講座の前半はブラウザ上で図面を作成し住宅の3Dモデルを作成できる『WebCAD(ウェブキャド)』を使用して、各々間取りを考えて家を作る、といった内容でした。お互いの作った家を見せ合いながら楽しそうに制作する様子が見受けられました。
後半は本校の授業でも使用しているCADソフトの『Fusion360』を使用して、3Dモデルを0から作ることに挑戦しました。『Fusion360』の操作画面の複雑さや作業量の多さに苦戦しているようでしたが、同級生と教えあいながら段々と慣れていき、終盤には難しい操作をこなせるようになっていました。
受講した生徒さんからは、「最初は難しいと思ったが、慣れていくうちに楽しく感じられた」と好評のようでした。
今回の講座をきっかけに、参加した生徒さんの進路選択の幅が広がることを期待します。