2024年6月19日(木)、本校特任教授である北良株式会社の笠井健社長をお招きし、「大規模災害から学ぶ、次世代の災害対策」を題材に特別授業を行っていただきました。受講した2年生は、笠井特任教授の数々の災害対策やプロジェクトの取り組みから、たくさんの学びを得た様子でした。
笠井特任教授は、様々な被災地の復旧支援に長年携わり、被災者が困っていることや、課題を解決するための製品開発に取り組んできました。
授業では、令和6年能登半島地震の際に、笠井特任教授が2日後に直接現地に向かい、水やトイレなどライフラインに関わる復興支援に取り組まれたエピソードなどが紹介されました。災害時に起こる数々の問題は、解決や改善に困難を伴う様子や、多くの方々と連携しながら、いかに工夫をして臨機応変に対応していくか、などの具体事例を臨場感をもってお話されていました。
また、授業中は復興支援だけではなく、災害時の被害を最小限に抑えるための取り組みや商品開発、そして、そのために多くの人を巻き込みながら取り組む重要性を、熱心に伝えてくださいました。
受講した学生からは、「ものごとに取り組む考え方やスタンスに、多くの学びと刺激が得られた。大規模災害の被災地支援など、自ら実際に足を運び、積極的に行動を起こして多くの被災者を支援している様子に感銘を受けた。数々のプロジェクトや意義のある商品開発の実績から、言葉の一つひとつに力があり、大変意義のある学びの時間だった」といった声があがりました。
生成AIなどの画期的なテクノロジーが進化し続けている現在でも、多くの問題が発生したり、残ったりしています。この問題に対し、学生が学んでいるテクノロジーをどのように活用するかはもちろん、テクノロジーを使う側である人間の考え方や取り組み方などについても、学生たちは生きた学びと多くの刺激が得られたようでした。
笠井特任教授、貴重な学びの機会をありがとうございました。