「高校生IT体験セミナー」が3月7日・8日の2日間にわたり本校で開催され、県内11校から45名の参加がありました。このセミナーは、情報処理技術に興味・関心を持つ高校生が、ものづくりを楽しみながら体験し、情報技術産業におけるシステム開発の基礎を学ぶことを目的として実施されています。当校と岩手県県南広域振興局が共催し、今回で13回目の開催になりました。昨年度は新型コロナウイルスの影響により中止となったため、今回は2年ぶりに開催することができました。
今回のセミナーは、ロボットカーを使ってラインをトレースするプログラムをC言語で作成する『ロボットプログラミング講座』、「Unreal Engine」というソフトウェアを使って、簡単なVR(仮想現実)を制作する『VR制作講座』、「Autodesk Fusion 360」という3次元CADソフトを使って身の回りにあるものをデザイン・設計する『3DCAD講座』の3講座が行われました。ITスキルに加えて、コミュニケーション力の大切さ、アイディア出しの考え方、創造力なども学ぶことができました。
思い通りに進んでくれないロボットに四苦八苦したり、イメージしたデザインをうまく表現できなかったりなど、様々な壁にぶつかりながらも、楽しそうに講義を受けている姿が印象的でした。また、学校の垣根を越えて一つの作品作りに取り組む姿や、他チームのレースを応援する姿なども見られ、参加者全員の一体感が感じられました。
各講座のまとめとして、2日目の午後には「ロボットプログラミング競技会」「VR作品コンテスト」「3DCAD作品コンテスト」が行われ、それぞれが学んだ成果を披露しました。短い期間でしたが、学んだ知識や技術を今後の学校生活や将来に生かせるよう期待します。参加した皆さん、お疲れ様でした。